審査員長

法村 牧緒

法村 牧緒
法村友井バレエ団団長
Makio Homura

法村友井バレエ団団長、ソ連邦国立レニングラード・バレエ学校(現在、ワガノワ記念ロシア・バレエ・アカデミー)に日本人として初めて留学、ミハイル・バリシニコフ達と共に名教師、アレキサンドル・プーシキンに師事し、帰国後、日本を代表するダンスール・ノーブルとして「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」「バヤデルカ」「ロメオとジュリエット」「シンデレラ」「ジゼル」「エスメラルダ」「コッペリア」など、多くの作品の主役を踊り、高く評価された。 

2003年には法村友井バレエ団を率いてロシア公演を行い、その作品に対し各地で観客総立ちの拍手喝采を浴びた。

<受賞歴> 

大阪文化祭賞 石井 漠賞 第10回ヴァルナ国際バレエコンクールで日本人初のパートナー賞 芸術選奨文部大臣新人賞 大阪府民劇場賞 (財)松山バレエ団より芸術賞 (財)橘秋子記念財団より特別賞 東京新聞より舞踊芸術賞 ロシア連邦よりサンクト・ペテルブルグ建都300年記念勲章

現在 公益財団法人 新国立劇場理事 公益社団法人 日本バレエ協会理事

 


審査員  ジュニアA・Bの部 シニアの部 創作舞踊の部

法村 牧緒

うらわ まこと
舞踊評論家
Makoto Urawa

日本初の古典全幕(1946年の『白鳥の湖』)の主役を踊った松尾明美に師事、後に相手役として1950年代に『ジゼル』『コッペリア』『白鳥の死』などの古典、近代バレエを踊る。 

その後、舞踊評論家として文化庁の芸術祭・芸術選奨の委員、橘秋子賞、松山財団顕彰、服部智恵子賞、中川鋭之助賞の選考委員を務める。また、全国、こうべ、さいたま、NBA、まちだ、北九州他、多くのコンクールの審査委員を努めている。 

一方、オン・ステージ新聞、東京新聞はじめ全国各地の新聞やダンスマガジン、バレリーナへの道など雑誌の他、ネットにも公演評や評論を寄稿。さらに公益社団法人全国公立文化施設協会の舞踊アドバイザーとしてセミナーの企画、指導、ビデオの制作を行っている。 著書には松蔭大学経営文化学部教授として、「現代経営学要論」「現代戦略経営要論」「企業の社会性と文化」などがある。



法村 牧緒

イルギス・ガリムーリン
ロシア共和国 功労芸術家
Ilgiz Galimullin

モスクワ生まれ。1975年にボリショイ・バレエ学校に入学し、学ぶ。83年卒業と同時に国立モスクワ・クラシカルバレエに入団した。86年ヴァルナ国際バレエコンクールで第1位金賞を受賞。強靭で華麗なテクニックでスターダンサーとなる。たびたびの来日で日本での知名度、人気も高い。92年ロシア共和国功労芸術家の称号を受ける。レパートリーはチャイコフスキーの古典バレエの主役のほか、『海賊』のアリ、『ロメオとジュリエット』のティボルトなどテクニック面の見せ場が多いキャラクター、『カルメン』『アルルの女』『三銃士』といった現代作品まで幅広い。



川島 京子

川島 京子
跡見学園女子大学

文学部准教授
Kyoko Kawashima

早稲田大学、東京藝術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師。早稲田大学演劇博物館招聘研究員。

早稲田大学第一文学部フランス文学専修卒業、早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得。早稲田大学演劇博物館COE演劇研究センター助手、米国コロンビア大学客員研究員、法政大学兼任講師、早稲田大学文学部助教などを経て現職。2010年博士号取得。著書に『日本バレエの母 エリアナ・パヴロバ』(早稲田大学出版部、2012年)、『すなはまのバレリーナ』(2022年)。編著に『牧阿佐美バレエ団60年史』(2016年)。新国立劇場舞踊専門委員、服部智恵子賞審査委員、橘秋子賞審査委員。



中村 祥子

中村 祥子
Shoko Nakamura

©︎Masatoshi Yamashiro

野村理子バレエ教室でバレエをはじめる。1996年ローザンヌ国際バレエ・コンクールでスカラーシップ賞/テレビ視聴者賞受賞。96~98年シュツットガルト・ジョン・クランコ・バレエスクールに留学、98年シュツットガルト・バレエ団に研究生で入団。2000年ウィーン国立歌劇場バレエ団に入団。01年ルクセンブルク国際バレエ・コンクール第1位。02年ソリストに昇格。06年8月ベルリン国立バレエ団に移籍。07年プリンシパルに昇格。13年11月ハンガリー国立バレエ団にプリンシパルとして移籍。15年9月よりKバレエ カンパニーに在籍。18年第39回橘秋子賞優秀賞受賞、20年第34回服部智恵子賞受賞。20年Kバレエカンパニー名誉プリンシパルとなる。現在はフリーのダンサーとして精力的に活動中。


審査員  プレバレエA・Bの部

青山 季可

青山 季可
牧阿佐美バレヱ団

プリンシパル
Kika Aoyama

<出身スクール>川上恵子バレエ研究所、AMステューデンツ(第18期生) 、橘バレエ学校、英国ロイヤルバレエスクール・ホワイトロッジ卒業、ジョンノイマイヤー・ハンブルクバレエスクール卒業

<おもな出演作品>「白鳥の湖」オデット/オディール、 「眠れる森の美女」オーロラ姫、     「くるみ割り人形」金平糖の精、「ドン・キホーテ」キトリ 、「ジゼル」ジゼル 、「ライモンダ」ライモンダ、「ラ・シルフィード」シルフ、「ロメオとジュリエット」ジュリエット 、「三銃士」コンスタンス、F・アシュトン「リーズの結婚~ラ・フィーユ・マル・ガルデ~」リーズ、ローラン・プティ「アルルの女」ヴィヴェット、「飛鳥~ASUKA~」春日野すがる乙女、ローラン・プティ「ノートルダム・ド・パリ」エスメラルダ、など多数主演する他、「デュークエリントン・バレエ」、「椿姫」など数々の作品に出演。

また子役として「くるみ割り人形」クララ役(10歳)、「ドン・キホーテ」キューピット役(11歳)を踊る。

<その他おもな経歴>東京新聞全国舞踊コンクール バレエ第2部 第1位(‘93) 、橘秋子賞スワン新人賞(‘08)、 平成24年度中川鋭之助賞(‘12)、第32回服部智恵子賞(‘16)新星出版社 シンプルバレエ出演・はじめてのバレエレスン出演・DVDで覚えるシンプルバレエLesson出演・ シンプルバレエジュニアLesson1・2出演、新書館 新クララのバレエ・レッスン出演、ヨーロッパツアー(‘06)スペインツアー(‘07・‘08)参加、スペイン グラナダフェスティバル出演(‘14)、N響ほっとコンサート出演(‘13)、NHKバレエの饗宴出演(‘12・‘15・‘17・‘21)



菊地 研

菊地 研
Ken Kikuchi

<出身スクール>石井清子バレエ研究所、竹内ひとみバレエスクール、ボリショイバレエ学校留学

<おもな出演作品>「白鳥の湖」ジークフリード王子、「眠れる森の美女」フロリモンド王子、「くるみ割り人形」王子、「ドン・キホーテ」バジル、「ジゼル」アルブレヒト、「三銃士」ダルタニアン、「ラ・シルフィード」ジェームス、ローラン・プティ「ノートルダム・ド・パリ」カジモド、F・アシュトン「リーズの結婚〜ラ・フィーユ・マル・ガルデ~」コーラスなど多数主演するほか、ローラン・プティ「デュークエリントン・バレエ」「ピンク・フロイド・バレエ」など多数ソリストとして出演。また、新国立劇場バレエにて牧阿佐美振付「椿姫」にてアルマン役としてゲスト主演する

<その他おもな経歴> こうべ全国洋舞コンクール ジュニアの部 第1位(‘02)、ローラン・プティのガラ公演に日本人としてただ一人、最年少で出演(‘04)、第37回舞踊批評家協会賞新人賞(‘06)、第37回ニムラ舞踊賞受賞('17)、ヨーロッパツアー(‘05)スペインツアー参加(‘06‘07)、スペイン グラナダフェスティバル出演(‘14)、NHKバレエの饗宴(‘12‘15)出演



法村 牧緒

清水 洋子 
清水洋子バレエスクール主宰
Yoko Shimizu

橘バレエ学校卒業。橘秋子、牧阿佐美、国領朝子、イゴール・シュベッツオフ、マリオン・レインに師事。牧阿佐美バレエ団公演の数多くの主役を務める。 

主な主演作品は「白鳥の湖」、「くるみ割り人形」、「眠れる森の美女」、「コッペリア」、「ライモンダ」、「ラ・シルフィード」、「ジゼル」パリオペラ座にて、イベット・ショビレーの指導を受ける。1972年NHK「世界の音楽」にレギュラー出演、NHK「バレエの夕べ」「芸術劇場」に多数出演する。1973年音楽新聞新人賞受賞、1974年舞踊批評家協会賞受賞、1976年ヴァルナコンクールベストカップル賞受賞、1977年芸術選奨文部大臣新人賞受賞、 

1983年よりヨーロッパで活躍、ドイツ・ボン市立劇場で「ジゼル」を踊る。1984年にノーザンバレエ団でイギリスロイヤルファミリーご臨席をいただき「くるみ割り人形」金平糖の精、「眠れる森の美女」オーロラを踊る。1985年に南アフリカ国立劇場、ニネット・ダヴァロヴァ推薦でオーロラを踊る。1986年にロンドン コヴェントガーデン劇場主催ガラコンサートでオーロラを踊る。1997年に帰国、徳島にて指導を始める。 徳島新聞カルチャー講師、神戸新聞バレエコンクール審査員、青少年のためのバレエコンクール ザ・バレコン審査員、第1回ジャパンダンスコンペティション審査員を務める。



法村 牧緒

成澤 淑榮 
国立モスクワ・
クラシカルバレエ団

Narisawa Yoshie

71年橘バレエ学校入学。75年より毎年モスクワに短期留学。79年10月AM スチューデンツ第1期生となる。80年モナコ短期留学。84年4月橘バレエ学校卒業。84年牧阿佐美バレエ団入団。85年東京新聞第42回コンクールにて第3位。89年1月国立モスクワ・クラシカルバレエ団にソリストとして入団 (ロシアでは初めて日本人が正式にバレエ団に入団した)。レパートリーは「ドン・キホーテ」のキトリ、「ジゼル」のジゼル、「眠れる森の美女」フロリナ王女など。その他「海賊」「パリの炎」ほかコンサートナンバーも多数。ロシアと日本を往復しながら積極的に舞台をこなしている。09年6月国立モスクワ舞踊学校(ボリショイバレエ学校)大学教師科卒業。



本島美和

本島 美和
Miwa Motojima

 

豊川美惠子エコール・ド・バレエ、橘バレヱ学校を経て、2001年新国立劇場バレエ研修所第1期生として入所。

2003年に研修所を修了し、新国立劇場バレエ団契約ソリストとなる。

2005年『カルメン』(石井潤振付)で主役に抜擢、以後『ドン・キホーテ』『ジゼル』などの古典作品、『椿姫』、『コッペリア』、『こうもり』、『ロメオとジュリエット』など新国立劇場の数多くの作品で主演。古典から新作まで幅広いレパートリーを持つ。また『眠れる森の美女』カラボス、『不思議の国のアリス』ハートの女王など、キャラクターの強い役柄も定評がある。

2006年度 財団法人橘秋子記念財団 スワン新人賞受賞

2007年度 ACC CMフェスティバル ベスト演技賞受賞 (サントリー「DAKARA」)

2011年 新国立劇場バレエ団プリンシパルに昇格

2022年 新国立劇場バレエ団を退団し、同年 新国立劇場バレエ研修所 主任講師補に就任